恋する書斎

おっぱい

ナンパ男に連れて行かれた夜のあと、 また会ってしまった ―忘れるはずだったのに―【恋する書斎】  

忘れるはずだった。あの夜のことも。あの人のことも。優しい彼氏がいる。もう二度と会うことはない。そう思っていたのに――。仕事帰りの駅前。偶然の再会。「少しだけ」その言葉を繰り返すたび、菜月は少しずつ境界線を曖昧にしていく。終電を逃したわけじゃない。帰ろうと思えば帰れた。それでも帰らなかった。誰かに流されたわけでは…