月灯りの窓辺

おっぱい

彼氏と来た海なのに、抱かれたのは別の男 だった ―波の音に、声を隠して―【月灯りの窓辺】  

彼氏と来た海だった。本当なら、彼の隣で笑っているだけでよかった。優しい彼氏。安心できる関係。何も不満なんてないはずだった。それなのに――。夜の海で出会った男は、私の視線の揺れも、寂しさも、全部見抜いてしまった。「もっと見てほしいんでしょ」その言葉を否定できなかった。波の音に紛れて交わす会話。少しだけ触れる指先。近づい…